春休みだ。
普段あまりかまってやれないお父さん・・・じゃなかった、お母さんの罪滅ぼし、子どもとUSJに行くことにした。初めてのUSJに浮かれる私と2号、しかし中学生の1号は冷たく言い放った。
「ボクはいいよ」
ゴ〜〜〜〜ン ・・・
さすがに連休の朝、新幹線は混雑していた。混雑というか、大混雑だ。車内で駅弁を食べようと張り切る2号のために、並んで座ってやりたい。でもこの分じゃ2人とも座れそうにない。指定席も一杯だ。・・・迷ったあげく、いや、血迷ったあげく私はグリーン券を買ってしまった。以前に離ればなれに座ったときの2号の所在なさそうな顔が目に浮かんだからだ。
「息子と並んでお弁当を食べながら列車の旅をする・・・プライスレス」
・・・のはずが、猛烈に後悔。グリーン代が私が思っていた額の倍だったからだ。許容の範囲を超えていた。プライスレス?なにそれ?な気分に陥ったり、やっぱり並んで座れてよかったと思い直してみたり、複雑〜。しか〜し、その分ホテル代をケチることとなり、私は寝相の悪い2号と狭いセミダブルのベッドで衣擦れの音にいちいち目を覚まし、蹴られ、押され、ほとんど眠れぬ夜を過ごす羽目になるのだ。二晩も。
で、一日目。
大阪に着いてまず大丸向かいの宿に荷物を預け、日本橋に向かった。スーパーキッズランドでタミヤさんのコンテストがあったはずだ。 しかし日本橋駅に着いて、はたと地図を忘れたことに気づいた。右も左もわからない。よし、ここで携帯の出番だ!と、地図を開くものの、肝心なところで「ここから先は有料情報です、月々315円で云々」と画面に威張られた。ふん。日本語通じるんだから、自分で何とかするわい!
とりあえず、試しに「電気街の方向」(コンビニのおばちゃん談)に歩いてみた。しばらく歩いても見つからなかった。皇室か総理大臣が通るみたいに警察官が多くいる。またまた道を尋ねると、「この先だ」(交通整理のおまわりさん談)ということで、ホッとした。
あったあった、目立つマークの建物があった!

急いで中に入ると早速2号は1階オモチャ売り場で足止め。私はイベント会場まで上がってタミヤスタッフさんにご挨拶。
ん?なんか会ったことある人がいるぞ?お互いにそう思っているようで、あちら様もチラチラこちらをみている。
名札を見て思い出した。
P「あぁ、この前一緒にご飯しましたよね、Fさんの店で!大勢だったからね、失礼しました」
N「あぁ、そうでしたそうでした!」
という感じ。最近こういうことがよくある・・・人の顔は覚えなくちゃね。せめて会ったら思い出さなきゃね。
さて、コンテストだ。ゆっくりと作品を見せて頂き、心にとまった作品をカメラに収めた。了解を得てないのでアップできないけど・・・。(聞いてみます、タミヤさんに)
2号は2号で、地元の子と魚雷戦ゲーム復刻版に燃えていた。
「これおもろいなぁ」 ・・・もう大阪言葉になっている!驚きだ。

さて、しばらくしてお昼ご飯を食べに2号と外へ。表通りは電気街なら、裏通りに食べる場所がどっかあるはずだ。角を曲がってすぐのところにちょうど感じのよい喫茶店を発見。よしよし、座れそうだ。
2号の写真を撮り、座席の上にカメラを置くと、隣のテーブルから、「小さいなぁ」「そうですね〜」というひそひそ話が聞こえた。
このカメラのことかな?カメラについて語りたい私はその言葉にぴぴっと反応してしまった。くるっと横を向き、
「これですか?これ、こう見えてもハードディスクムービーで、なんと4メガバイト、静止画なら9999枚
撮れるんです!動画ならDVD画質で30分も!ビクターです!」
と大宣伝。悪いクセだ。
「9999枚!?大阪人らしい質問ですけど、お幾らぐらいで買われたんですか?」
と斜め向かいのべっぴんさんの女性に聞かれ、そんなことから、ちょっと話が続いた。
女「今日はパレードにいらしたんですか?」
P「はぁ?パレードあるんですか?道理で警備が多いわけだ。今朝、静岡からプラモデルのイベントを
のぞきにここまで来たんですけどね」
すると女性は
「パレードのこと知らないで、偶然静岡から今朝来たんですって!」(in関西弁)
と驚いた風にお連れの男性に言った。その男性、つまり私の真横の男性とふと目があった。
ん?なんか知ったお顔。
P「あれ?!どこかでお会いしました???」
男「え〜〜〜っと・・・し、静岡駅ですれ違ったかなぁ?(苦笑) この前行ったのは・・・えっと、原発のある町だ」
P「それは浜岡町ですねぇ。それじゃ、絶対すれ違ってませんね!」(笑)
少しの時間、話をして名刺交換して、ツーショットまで撮ってしまった。しかもその写真をHPに公開しても良いとおっしゃるし、リンクも歓迎とのことだ・・・。不思議な人だな〜。
見ると名刺にはお名前の後ろに「事務所」と書いてある。やっぱり法律か!いや、経済か?見れば見るほど、知った顔だ。もう一度男性に聞いてみた。
「う〜ん、、、ほんとにどこかでお会いしてません?」
食事後、携帯電池切れのため、充電しようとドコモショップを探し通りを歩いていると、コスプレの人がウロウロ。すでにパレードも始まっていた。
ふとみたら、さっきの男性が山車の上で殿様みたいに座って目の前を通りすぎていった。

「あれま・・・」
ほんと、どなただっけかぁ〜・・・。(静岡弁) 思い出せずに気持ちが悪い。
会場に戻ってその話をして写真をみせたら、大阪人にはすぐわかったようだ。結局、笑っちゃうほど私には縁もゆかりもない人だった。 見たことあるだけだった。テレビでね。
「大阪で一番有名なおっちゃんや」「しかも、知らん人と、よ〜ツーショット撮るなぁ」
呆れられたことは言うまでもない。身なりも良かったし、感じの良い人だったし、てっきり会ったことのある方かと思ってカメラの話の流れでつい・・・。
まぁ、どなたかわからぬまま写真を撮るなんて、旅先の気軽さ楽しさに違いない。大阪人のノリの良さも重要なファクターだ。いずれにしても短いけれどちょっと心躍る楽しい時間だった。ツーショットは公開できないが・・・(それは私の都合で!)、その方のHPはこちら。一緒にいたべっぴんさんはお仕事のパートナーさんだそうで。
http://www.km-jimusho.com
さて、会場ではアーマーモデリング・土居先生のトークショーが始まり、質疑応答も活発だ。ところが2号が暑いだの、疲れただの言って、私はやむなく会場の後ろに移動。話に集中出来なかったのが残念。しかし嬉しいことに上位受賞作品が私の予想とドンピシャ。作るの下手でも見る目はあるのかとちょっと自惚れてみる。

土居先生も真剣、審査タイム トークショーと結果発表の時間。どんどん人が集まってくる

真剣に作品に見入るモデラー
イベントが終わり、階下で魚雷戦ゲーム復刻版とタミヤのヨンパチタイガーくん、そして工具セットと、スプレー缶を購入。なぜわざわざ大阪で買うのだ〜〜!と思うのだけれど、買いたい時ってそういうもんだよね。実は2号は会場で、なにわのイケメンモデラーたちに「少年よ大志をいだけ」的なオーラで「少年よ、模型を作れ!模型はいいぞ〜!」と頭を力強く撫でられ、すっかりその気になってしまったのだ。揚げ句に私と対決すると言い出した。
そのくせ、接着材無しでヨンパチタイガーくんを作ってるのだから笑っちゃう。
ちょっと私がさわったら、バラバラになっちゃって、半べそ。説明書には接着
してはいけないところだけ表示があったんだね。他は接着するにきまってる
じゃん、という概念がないのだ。ダンガン世代の彼には「接着という作業」
がカルチャーショックで、私にとっては、それが違った意味でショックだった。
接着ができるようになると、いろいろなことが好転したらしく機嫌良く飽きず
に作業している。リモちゃんはくっつくまでにちょっと時間がかかるのが彼には
丁度いいようだ。
スーパーキッズランドから日本橋駅まで結構歩く。電車に乗ってからも苦手な乗り換えがある。でも同じ道を戻ればいいのだ。なのに案の定、間違えて全然違う経路で帰ることになった。ずいぶん時間がかかってしまった・・・。しかも間違えたことに気づくより先に大阪に着いていた。情けない。
一旦ホテルに戻ったあと、ホテルで聞いたとおり、近くの丸ビルのたこ焼きを自分で焼いて食べれる店に行き、帰り道、大丸の地下で美味しそうなアイス、苺と、ゴディバのチョコレートをデザート用に購入。部屋に戻って
「特製大丸パフェ」を作って食べた。(しあわせ〜♪デパ地下大好き〜♪)
二日目は、
USJで閉園過ぎまで遊び惚け、もう一泊して、大荷物抱えお昼過ぎにのんびり帰社。
楽しかったよ〜!と2号は1号に一生懸命自慢している。
親とのお出かけを自慢してくれるうちが華だな・・・。自然に離れていくのを止めることはできないけど、やっぱり寂しい予感はするよ。
さて、私は明日、出張だ。畏れ多い方々にお会いするので今夜の大好物の餃子をひとり我慢した。もうすでに、ちょこっと緊張している。その話はまたしかるべきときに。 では、おやすみなさ〜い。
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